FF11攻略&交流 EX-POTION アトルガンミッション シナリオテキスト

不滅の防人(1)(@アトルガン白門)

Naja Salaheem : そんなとこで、
ボケッと突っ立って営業妨害する気かい?
こちとら忙しくて、猫の手も借りたいぐらいなんだ。


Naja Salaheem : それとも何かい?
うちに用があるっていうのかい?


Naja Salaheem : んん……? あんた
ここらじゃ見慣れない顔だネェ。
それに、その立ち居振る舞い……


Naja Salaheem : よその国から来た者だね。


Naja Salaheem : フフン♪
やっぱりそうかい。


Naja Salaheem : 待ってたんだよ。
あんたみたいな他国の冒険者を。


Naja Salaheem : 傭兵になりにきたんだろう?


Naja Salaheem : 話が早くって、助かるネェ。


Naja Salaheem : あんた、
遠路はるばる来た甲斐があったよ。
なんたって、うちのシノギは……


Naja Salaheem : ほとんどが御公務の下請けなんだ。
つまり、アルザビでは、たった1つきりの
王宮御用達、超優良傭兵派遣会社ってわけさ。


Naja Salaheem : けどね、ただ振られた
役割をこなしてりゃ、実入りのいい仕事が
回ってくるってわけじゃない。


Naja Salaheem : お分かりかい? じゃあ、
まずは、あんたのやる気を見せてもらおうかネェ?
不滅隊への差し入れを手渡された。


Naja Salaheem : ……この国じゃあ、
「不滅隊」って組織が幅を利かせてんだけど、
聞いたことあるかい?


Naja Salaheem : アトルガンの民には、
泣く子も黙ると恐れられてる「青魔道士」の
精鋭からなる、聖皇さまの親衛隊のことさ。


Naja Salaheem : 普通、あたいらみたいな
一般市民は、おいそれと聖皇さまに拝謁するなんて
できないだろう?


Naja Salaheem : けど、連中は違う。
なんせ、聖皇さまのお側近くで、
警護することを許された身だからね。


Naja Salaheem : どうだい?
あたいの言いたいこと、察しがついたかい?


Naja Salaheem : そう、不滅隊の顔色を伺わなきゃ
この国では、うまいこと渡っていけないってことさ。


Naja Salaheem : いいかい?
その不滅隊への差し入れを、連中に手渡して
まずは、あんたの顔を売ることだね。


Naja Salaheem : 無事に戻ってこられたら、
あんたの今後の待遇に、色をつけてやろう
じゃないか。


Naja Salaheem : 不滅隊は、
王宮警備隊や皇都治安部隊の他に……


Naja Salaheem : アサルト監察官として
「アズーフ島監視哨」、「ドゥブッカ島監視哨」、
「マムージャ監視哨」、「ハルブーン監視哨」、
「イルルシ環礁監視哨」に配備されてる。


Naja Salaheem : いくら、人間離れした
不滅隊の隊士とはいえ、何の楽しみもない辺境に
派遣されて退屈してるはずさ。この付け届けは、
間違いなく喜ばれるよ。


Naja Salaheem : さ。分かったら、
さっさと不滅隊への差し入れを持って出発しな!
契約の話はそれからだよっ。
だいじなもの:不滅隊への差し入れを手にいれた!



不滅の防人(バフラウ段丘)

Daswil : ほほぅ!
それは、不滅隊への差し入れではないか!
……貴公、ナジャの使いであったか。


Daswil : 不滅隊への差し入れは、
はるか南方のゾワの国でしか採れぬ木の実から、
何日もかけて抽出されたオイルを元に作られた、
たいへん貴重なもの……


Daswil : 我々のように
化外の地にて起居する、むさくるしき者には
この香りが唯一のなぐさみとなるのだ。


Daswil : ……これは失敬。
よくぞ届けてくれた。
貴公にも礼を尽くさねばなるまい。


Daswil : ではひとつ、
良いことを教えてやろう。


Daswil : 貴公の後ろに、
青い紋様が光っているだろう?


Daswil : あれは
「移送の幻灯(Runic Portal)」という。
分かりやすくいえば、瞬間移送設備だ。


Daswil : わが皇国の誇る
錬金術師たちの叡智を結集した産物だ。
原理は複雑怪奇で、私にはよく分からんがな。


Daswil : ただ、仕組みなど
分からずとも「移送の幻灯」の素晴らしさは
一度使えば、理解できよう。


Daswil : なにしろ、
ここから歩けば数刻はかかる皇都まで、
瞬く間に行けるのだからな。


Daswil : しかもだ。
ひとたび、こちらから皇都へ向かえば、
皇都からこちらへも同様に来れるようになる。


Daswil : ここ、「マムージャ監視哨」に
危急の用向きがある時は、
アレを活用することだ。
不滅隊に、不滅隊への差し入れを手渡した。
皇国軍戦績が上がった!


Daswil : ここマムージャ監視哨に
火急の用あらば、「移送の幻灯」を
利用することだ。


不滅の防人(2)(@アトルガン白門)

Naja Salaheem : おやおや、
その顔だと、無事に不滅隊への差し入れ
渡してこられたようだネェ。


Naja Salaheem : いやいやいやいや、
あんた程の豪の者なら朝飯前の
仕事だったかネェ! 悪かったよお。


Naja Salaheem : ねぇ、後生だから
あんたの名前を教えとくれよ。さぞかし
名の通った、冒険者だったりするんだろう?


Naja Salaheem : そんなぁ……
もったいぶらずに教えとくれよ〜。


Naja Salaheem : そんなこと言わずに、
教えておくれよ?


Naja Salaheem : ねっ、いいだろ?
減るもんじゃないし♪ あたいの部下にも、
あんたのこと自慢したいんだよ〜。


Naja Salaheem : (プレイヤー名)!


Naja Salaheem : なんて強そうな響きだろう!
ねぇ、ねぇ、つづりはどう書くんだい?
異国の名前は難しいから、ちょこちょこっと
この紙に書いてみとくれよ。
(プレイヤー名)は名前を紙にかいてあげた。


Naja Salaheem : フムフム……
(プレイヤー名)……か。
なかなか、いかした名前じゃないか。
  


Naja Salaheem : 「ワタクシは……
雨にも負けず、風にも負けず……
矢にも逃げず、魔法にも怯まず……」


Naja Salaheem : 「蛮族どもが
攻めてきたときは防衛し……
攻めてこないときは遠征し……」


Naja Salaheem : んと……
「健やかなるときも、病めるときも……
呪われたときも、石化せしときも……」


Naja Salaheem : 「貴社、
『サラヒム・センチネル』の発展に……
この身を捧げることを誓います……」


Naja Salaheem : フフン♪
(プレイヤー名)……、と。


Naja Salaheem : う〜ん。
いつものことながら……
か・ん・ぺ・き♪


Naja Salaheem : さて……、と。
これで晴れて、あんたも我が社の
「正社員」になったってわけ。


Naja Salaheem : 御入社おめでと〜!


Naja Salaheem : さてと……
(プレイヤー名)二等傭兵。


Naja Salaheem : あたいの下で働くからには、
それ相応の覚悟をしてもらうよ。


Naja Salaheem : ……ん?
なんだか、不満そうだネェ。まさか
「二等傭兵」ってとこがひっかかってんのかい?


Naja Salaheem : なめんなよっ!


Naja Salaheem : あんたが西の国の
騎士サマだろうが、銃士サマだろうが、
魔戦士サマだろうが、んなこたぁ、
あたいの知ったことじゃない……


Naja Salaheem : 忘れてもらっちゃ
困るのはあんたは傭兵としちゃ、
ずぶの素人だってことさ。


Naja Salaheem : それがイヤなら、
「アサルト」でもなんでもやって、
あたいに結果を見せるこったね。


Naja Salaheem : ん?
ハァ〜。そうだった……
まず、アサルトから教えてやんなきゃね。


Naja Salaheem : じゃあ、
まずは基本中の基本から教えるよ。


Naja Salaheem : いいかい?
まず、これからあんたは
「公務代理店(Commissions Agency)」に
行くんだ。


Naja Salaheem : ……これは命令だよ。


Naja Salaheem : あんたのことは
うちから連絡しておくから、そこで
御公務の一覧が見れるはずさ。


Naja Salaheem : あとは、その中から
自分が「こなせそうな公務」を選び、
依頼を受ければいい。


Naja Salaheem : いいこと?
(プレイヤー名)二等傭兵。


Naja Salaheem : 背伸びすんじゃないよ。
あんたが公務を成功させなきゃ、
うちにもマージンが入ってこないんだ。


Naja Salaheem : ……お分かりかい?


Naja Salaheem : じゃあ、
ぼけっとしてないで、ダッシュで
公務代理店に行ってきなっ!


山猫の社長(@アトルガン白門)

Naja Salaheem : ……ああ、そうそう。
あんたに説明しておくことが、まだあったよ。


Naja Salaheem : うちの会社では、
福利厚生の一環として「モグロッカー」っていう
収納庫を、あんたら社員のために貸し出してる。


Naja Salaheem : 傭兵たるもの、
自前での装備・物資調達が原則だし、
なにかと、かさばるだろうからネェ。


Naja Salaheem : ただし……


Naja Salaheem : 管理費はいただくよ!


Naja Salaheem : 詳しい使い方は、
「土蛇の広場(Stoneserpent Square)」にいる
総務のフブルーン(Fubruhn)に聞いとくれ。


Naja Salaheem : さっ、わかったら
さっさと仕事に行った、行った!


黄金の騎士(1)(@アトルガン白門)

Naja Salaheem : おや?
(プレイヤー名)じゃないか。どうだい?
仕事には慣れてきたかい?


Naja Salaheem : あたいね、
今日はとっても気分がいいんだよ。


Naja Salaheem : ちょうどあんたが
入社した頃を境にして、少しずつだけど
うちの収益が上向き始めてることに気づいたのさ。


Naja Salaheem : あんたが、運とやらを
運んできたのかもしれないネェ。


Naja Salaheem : 今日は、他にも
何か良いことが起きる予感……


??? : 戻ったぞっ!


Naja Salaheem : ハァァ……
アイツだよ……。


Naja Salaheem : おやおや、遅かったネェ。


Naja Salaheem : こんなに時間かかったんだ。
わざわざ不滅隊の監視哨、ぜ〜んぶに
不滅隊への差し入れを届けてくれたんだろうね?


??? : むうっ!


Naja Salaheem : よもや前みたいに迷子になったり
不滅隊への差し入れを盗られたりなんて、
してないだろうネェ。


Naja Salaheem : 元サンドリア神殿騎士の……


Raillefal : ライファル(Raillefal)だ!


Naja Salaheem : ああ、そうだったネェ。


Naja Salaheem : どうも、異国の名は
覚えにくくていけないよ。


Naja Salaheem : ねぇ、騎士サマ。
あたいが、またうっかり忘れないよう、
この紙にしっかりと名前を書いとくれよ。


Raillefal : ん? あぁ……
仕方ない。貸してみろ!
  


Naja Salaheem : ふむふむ……
なんだい、この字は? 読みにくいったら!
R・a・i・l・l・e・f・a・nと……ん?
……ライファン?


Raillefal : むっ!
……最後は「l」だ。


Naja Salaheem : やれやれ、
どこまでも、冗談の好きな騎士サマだネェ。
自分の名前を間違ってみせるなんて……。


Naja Salaheem : まっ、いいさ!
大した問題じゃないよ。これで、あんたも
ようやく我が「サラヒム・センチネル」の
社員になれたんだものネェ。


Naja Salaheem : さてと……
ライファル二等傭兵。あたいの下で
働くからには、それ相応の覚悟をしてもらうよ!


Raillefal : なにっ? 二等……


Naja Salaheem : (プレイヤー名)!
ぼけっと突っ立ってんじゃないよ。
あんた、先輩なんだ。この騎士サマに、
傭兵根性ってやつを叩っこんでやんな!


Naja Salaheem : さてと、これで良し♪


Naja Salaheem : ライファル。


Naja Salaheem : ライファル二等傭兵!


Raillefal : ……なんだと?


Raillefal : その不遜な呼び方、聞き捨てならん!


Naja Salaheem : な〜に、また寝ぼけたこと
言ってんだい!? どこぞの国の
王子サマでもあるまいし。


Raillefal : !?


Naja Salaheem : いいかい? 教えたげるから
耳かっぽじってよ〜く聞きな……。


Naja Salaheem : ここは、あたいのシマ。
あんたらは、あたいのステゴマ。


Naja Salaheem : 代わりなんざ、
いくらでもいるんだよっ!


Raillefal : ……もう、我慢ならんっ!


Raillefal : おい、冒険者よ。
この者の態度、不愉快ではないのか?
これでは、まるで王のようではないかっ!?


Naja Salaheem : ハァ〜ッ……
あんた、傭兵の分ってモンが
ちぃ〜っとも、わかってないようだネェ……。


Naja Salaheem : 傭兵はねぇ、泥水すすって
てめえのタマ張って、なんぼの世界だっ!


Naja Salaheem : そんな風に、こまっかいことを
うだうだ言ってるようじゃ、うまいシノギにゃ
一生ありつけやしないんだよっ!


Naja Salaheem : (プレイヤー名)!
さっさと、このボケ冒険者を公務代理店に
連れてって、きっつ〜い作戦に送ってやんなっ!


Raillefal : 断わるっ!
そのようなことに、付き人など不要だ。


Raillefal : 先約もあるしな。
またの機会にさせていただこう!


Naja Salaheem : …………。


Naja Salaheem : ったく!
あの、でくのぼうっ!
せっかくのいい気分を台なしにしやがって!


Naja Salaheem : (プレイヤー名)っ!
居合わせた、おのれの不運を呪うがいい。


Naja Salaheem : さっさと
あのバカを追いかけるんだよっ!!


黄金の騎士(2)(@アトルガン白門)

Cacaroon : じょほうやカカルン!
ここ、じょほう、やすーい、ね?
ふくろ、いぱーい! じょほう、いっぱーい!


Cacaroon : おきゃくさ、なんか、さがしてるの?
じょほう、もてるもてる?


Cacaroon : ほうほうほうほう!


Cacaroon : ようへいなあなた、
キンピカよろいなエルパーン、さがしとるのね?


Cacaroon : !!!


Cacaroon : ……あー、
そねならね、カカルン、みたよーな……
みなかたよーな……。


Cacaroon : んとね、じょほうやカカルン
チャリチャリなおと、すきよ?
チャリチャリのおと、ようへいなあなた、
もてるもてる?


アトルガン青銅貨を持っていますか?
 はい
 いいえ


(はい の場合)
Cacaroon : ウレシねー!
トレート! じょほうやカカルンに、
トーレト! ね?


Cacaroon : じょほう、やすーい!
ようへいなあなた、チャリチャリのおと、
いっちマイね? わかる?


(いいえ の場合)
Cacaroon : そーね? じょほうやカカルン、
べつの、チャリチャリなおとも、すきよ?


1000ギル、持ってますか?
 はい
 いいえ


(はい の場合)
Cacaroon : ウレシねー!
トレート! じょほうやカカルンに、
トーレト! ね?


Cacaroon : じょほう、やすーい!
ようへいなあなた、チャリチャリのおと、
1000ぎるね? わかる?


(いいえ の場合)
Cacaroon : そーね? じょほうやカカルン、
チャリチャリなおとなければ、じょほう、ちょぴり。
おきゃくさ、またくるとよいね。


黄金の騎士(3)(@アトルガン白門)

Cacaroon : おー。すばらしのおとね……。
じょほうやカカルン、すばらしのじょほう、
ようへいなあなたに、さしあげるね!


Cacaroon : ……アレにございおす?


Raillefal : ん?


Raillefal : ……先刻、
「サラヒム・センチネル」で会った
冒険者ではないか。


Raillefal : まさか、あの小賢しい娘の
命令で、私を呼びに来たのではないだろうな?


Raillefal : それとも、お前も
なにか情報を探しているのか?


Raillefal : まあ、どちらでもよいがな。


Raillefal : 同じ中の国から来た、お前なら
気づいているだろう。この街……
どうも臭うとは思わんか……?


Raillefal : やたら熱心な傭兵募集。
オークよりも血に飢えた獣人ども。
国力のわりに明らかに少ない正規兵……


Raillefal : 調べれば調べるほど、
不可思議なことが次々と出てくるのだ。
いったい、この国は今……


Cacaroon : フカ・シギ?
……フカシ・ギ? ……フシ・ギ?


Cacaroon : お!


Cacaroon : ふしぎふしぎふしぎ!
カカルンしってるーよ。


Raillefal : ぬ? 申せ!


Cacaroon : ……キンピカなエルパーン、
おとろしーの。カカルン、ちょっとショック……。


Cacaroon : ま、いーよ?
だれも、みんな、してること。
でもこれ、じょほうやカカルンのサービスよ。
わすれれないね?


Cacaroon : んとね、
あるぜびのふしぎ、「マテキ」ゆーの。
ここにくる、みんな、だれも、しりたがるね。


Raillefal : 「魔笛」だと?


Cacaroon : そーよ。マテキゆーの。
あるぜびのふしぎ、マテキ、
きっとしらのいのね?


Cacaroon : ようへいのあなた?
きんぴかエルパーンもようへい? きっと
あるぜび、はじめて、きたばかりね?


Raillefal : 魔笛か……
傭兵になりたいとかいう、
あやつも申しておったな……


Cacaroon : えとね、んとね、
マテキ? ぐるぐるぐるぐる、きれいよ。


Raillefal : ふむ……。
調べる価値はありそうだ……


Cacaroon : キンピカピカなエルパーン!
わすれれない、ねー!


Cacaroon : じょほうやカカルンの
じょほう、しったのねー! つぎのじょほう!
チャリチャリのおと、きっとよー!


Cacaroon : ピカピカピカピカッ、ね!


Cacaroon : びっくらしたのね。
キンペカペカペカなエルパーンこと、
カカルン、ずっとわすれれない。


Cacaroon : わすれれないエルパーン、
また、じょほうやカカルンとこくるのね。
そのときは、きっとチャリチャリのおと、はらうね。


黄金の騎士(4)(@アトルガン白門)

Nadeey : ようこそ、ワラーラ哲学の殿堂へ。
当寺は理を探究する者に、
常に門戸を開いております。


Nadeey : しかし、
傭兵の方が見えられるのは珍しい。
いったい、どのようなご用件でしょうか?


Nadeey : なんですと!?
封魔堂(Hall of Binding)の
魔笛の拝観許可を得たいとは……。


Nadeey : 理を学ばんとする貴方の
探究心は尊い……適うならば、拙僧も
御助力しとうございます。


Nadeey : ……しかし、残念ながら
学僧以外の封魔堂への立ち入りは、
五蛇将により固く禁じられており……


Nadeey : たとえ、
偉大なる聖皇さまといえども、
その禁を侵すことは許されないのです。


Nadeey : ……御理解ください。


Raillefal : 御託は聞き飽きたぞ!


Nadeey : これはこれは……


Nadeey : 西国の王……いえ、騎士さま。


Raillefal : むうっ、元騎士だっ!
故あって騎士を辞め、今は寄辺なき
傭兵にすぎん……。


Raillefal : そんなことより、
貴僧に尋ねたいことがある。


Nadeey : 拙僧に、お答えできることでしたら
何なりと……。


Raillefal : フッ。


Raillefal : 貴僧らの信奉する
ワラーラ哲学においては、
「万物は無より出で、無に溶ける」ということが、
世界の根本原理とされているな?


Nadeey : はい、然様でございます。


Raillefal : では、いずれは無に溶けるものならば、
その時を、早めてもよいものだろうか?


Nadeey : ……ライファル殿。
それは、違いましょうぞ。


Nadeey : 開祖ワラーラさまが
説かれているのは、何人も何物をも逃れられぬ
定めの原理についてのこと。


Raillefal : ならば、聞きたい……。


Raillefal : 魔笛とやらは、
その定めを、乱すものではないのか?


Nadeey : !?


Raillefal : ……よいか?
私が傭兵として来たのは、ここで起きている
争いを鎮め、当地に平和をもたらさんがため。


Raillefal : だが、その争いの
直接の原因となっているのは、貴僧らが
後生大事に守っている魔笛にある。


Raillefal : しかも、皇都にある
アレが本当はいかなる代物であるのか……。


Nadeey : …………。


Raillefal : ほとんどの住民が
何も知らぬとは、どういうことだっ!?


Nadeey : 貴方の疑問は
ごもっともでございます……。


Nadeey : されど拙僧とて、
魔笛がもたらす力の源が何であるのか、
よくは存ぜぬのです。


Raillefal : まだ、はぐらかすか?


Raillefal : もう、よい。
だが、これだけは言っておこう。


Raillefal : このままではいずれ、ここは
いま以上の災禍に、巻き込まれるだろう。


Raillefal : このライファル、
それを黙って見過ごしたりはせぬぞ。


Nadeey : ……ときおり、
あのような異教の方が来られて、
拙僧に問答を申し込まれます。


Nadeey : されど、ワラーラさまの教えを
ひと時で伝えるのは、難しきこと……。


Nadeey : 拙僧の未熟を、
思い知らされる日々でございます。


Nadeey : つい先日も
「ヤグードの僧」と名乗る
西国の方が当寺に来られまして……


Nadeey : 騎士さまとは違い
穏やかな物腰ではございましたが、
同じような質問をされてゆかれました……。


Nadeey : 目的はどうあれ、ワラーラさまの教理に
興味をもたれ教えを請われる方は、
当寺では、いつでも大歓迎でございます。


Nadeey : かつて
開祖ワラーラさまは、こう申されました。


Nadeey : 「私はすべての
事象を知り、理を説く者ではない。
みなよ。大いに悩み、討議しようではないか。


Nadeey : その過程こそ、
理の探求への近道となるだろう。」と……。


Nadeey : はるばる
異国の都まで来られたのです。貴方も
多くの方と語り合われてはいかがでしょうか?


Nadeey : きっと、
貴方の心の糧となることでしょう。


Nadeey : そういえば昨今、
「茶屋シャララト(Shararat Teahouse)」は
異国の名士が集う憩いの場として、
賑わっていると耳にしました。


Nadeey : 一度、貴方も
行かれてみてはいかがでしょうか?


黄金の騎士(5)(@アトルガン白門)

Raillefal : しかし、解せぬ……。


Raillefal : ワラーラ寺院の連中め。
貴公の申したとおり、このト……


Raillefal : いや、このライファルを
愚弄しているとしか思えなかったぞ。


Raillefal : ……ヤグードの
ゲッショー(Gessho)よ。


Gessho : ……らいふある殿。
拙者からも耳寄りな情報がござる。


Gessho : 「星気(せいき)の風」。
この言葉を、街の者たちが話しているのを
耳にいたした。


Raillefal : 星気の風?


Gessho : 然様。
「魔笛」なる宝物から吹き出る風のこととか。


Gessho : なんでも、その魔笛を
「座(くら)」に安置すれば、
その風がいずこからともなく吹き出し、
霊験あらたかな音色を奏でるそうでござる。


Raillefal : なんとも面妖な……。
魔笛というからには
楽器の類には違いないのだろうが……。


Gessho : それは、拙者にはなんとも。
少なくとも、わらあらの寺男、
「なでいゆ」はそう申していたが……。


Raillefal : その男ならあったことがある。


Raillefal : 私が、この国と獣人どもとの
争いの火種が魔笛であると睨んでいる、
と言っても、別段、驚いた様子もなかった。


Raillefal : だが、どうも合点がいかぬ。
自国の民に犠牲者を出してまで、
楽器を護ろうとする理由がな。


Raillefal : よもや、我が国の
「剣」に匹敵するような代物とも思えぬが、
もし……。


Gessho : あいや、待たれよ。


Gessho : 其は、
拙者の預かり知らぬこと。聞きとうござらぬ。


Gessho : されば、これにて……。


Raillefal : おい、ゲッショー。


Raillefal : あの会社……
「サラヒム・センチネル」は止めておけ。


Raillefal : む?


Raillefal : お前は……
「サラヒム・センチネル」の社員だったか?


Raillefal : 今のこと、誰にも言うなよ。
特に、あのミスラにはな。もし言えば……
後はわかるな?


Raillefal : お前……気づいているか?


何か、気づいていることはありますか?
 「アトルガン皇国」のこと
 「ワラーラ寺院」のこと
 「サラヒム・センチネル」のこと


(「アトルガン皇国」のこと 選択)
Raillefal : むうっ!
まさか、お前も知っておったとは……。


Raillefal : ここ「アトルガン皇国」は、
マジャーブ朝第16代聖皇、
ナシュメラ2世によって統治されている。


Raillefal : 首都は東と西、2つある。
広大な領土を統治するためと聞く。
あらためて言うまでもないが、ここは
西の首都アルザビ。皇都とも呼ばれているな。


(「ワラーラ寺院」のこと 選択)
Raillefal : むむうっ!
まさか、お前も知っておったとは……。


Raillefal : 寺院の中心には
「ゴルディオス」と呼ばれる、
奇妙な球体が安置されていた……。


Raillefal : はるか昔、
それは「賢者ワラーラ」によって
一度だけ紐解かれ、世界の理が読まれたる
宝物、と坊主どもには伝えられているようだ。


(「サラヒム・センチネル」のこと 選択)
Raillefal : むむむうっ!
まさか、お前も知っておったとは……。


Raillefal : あの会社は……我が人生に
最大の屈辱を与えたところだ!


何か、気づいていることはありますか?
 「ライファル」の秘密


Raillefal : はて……
私の秘密? なんのことだ?
私は、サンドリアの神殿騎士くずれで
今はしがない傭兵。それだけの男にすぎぬが?


どれが「ライファルの秘密」?
 「ウィンダスの高飛車タルタル」
 「バストゥークの銃士隊隊長」
 「サンドリアの王子さま」


(「ウィンダスの高飛車タルタル」 選択)
Raillefal : !?
お前、愚弄しているのか?


Raillefal : 私のどこを見たら、
タルタルに思えるというのだ? それに
私は、家来を捨て駒になど断じてせぬ!


(「バストゥークの銃士隊隊長」 選択)
Raillefal : 笑止!


Raillefal : この私を、
あのような地味な男と一緒にするな!


(「サンドリアの王子さま」 選択)
Raillefal : な……


Raillefal : このライファルは、
あのような……誇り高き騎士、
いや、騎士の傭兵ではないわっ!


ライファルって誰のこと?
 ピエージェ王子
 トリオン王子
 ハルヴァー王子


(ピエージェ王子 選択)
Raillefal : たわけが!
このトリオンを、あのような頭でっかちと
一緒にされては困る!


(トリオン王子 選択)
Raillefal : な、なに? たわけが!
このトリオンを、あのような……


Raillefal : ……ぅああ。


(ハルヴァー王子 選択)
Raillefal : たわけがっっ!
我がサンドリア王国には、弟ピエージェと
このトリオンしかおらぬわっ!!


Raillefal : ハッ!?


Raillefal : …………。


Raillefal : ………………。


Raillefal : ……ぬかったわ。


Raillefal : トリオン・I・ドラギーユ
一生の不覚……。


Raillefal : ……ふん。
実は、とうに気づいておったのだろうが?
お前は、冒険者なのだからな。


Raillefal : 戯れがすぎるわ。


Raillefal : だが……だ、
正体を知りながら、私を愚弄した罪は重い。
罰として、お前に使いを申し渡す!


Raillefal : この書状を、ただちに
「ドラギーユ城」のハルヴァーに届けて参れ。
名高き賢者ライファルから預かったと言ってな。


Raillefal : その書状に、この国の今後、
そして我が国を含む、アルタナ四国の未来が
託されていると思え!


Raillefal : 必ずやその手で、
「ドラギーユ城」へと届けるのだ!
さもなければ、二度と我が国の土を踏ませぬぞ!
だいじなもの:ライファルの書状を手にいれた!


王子の告白(@北サンドリア) 【ドラギーユ城に入れない場合】

ライファルの書状を見せますか?
 はい
 いいえ


Guilerme : なに、ハルヴァー様にだと?
手紙のようだが……


Guilerme : あまりにも
悪筆で、誰に宛てたものだか
皆目わからんではないか!


Bacherume : ほう。私にも見せてみろ。


Bacherume : 差出人は……


差出人は……、
 トリオン王子
 賢者ライファル
 傭兵ライファル


(トリオン王子 選択)
Bacherume : はっはっはっはっはっ!
誇り高き、我がサンドリアの王族が、
このような悪筆なわけなかろうっ!


(賢者ライファル 選択)
Bacherume : はっはっはっはっはっ!
さすがは賢者どの。我々凡人には
読めぬ暗号を使われている。


(傭兵ライファル 選択)
Bacherume : はっはっはっはっはっ!
傭兵ならば致し方あるまいなぁ。


Bacherume : だが、お前が言うように
ハルヴァー様宛ての手紙なのだとしたら、
ここに留め置くわけにはゆかぬな……。


Guilerme : よし! わかった。
私が届けてこよう。どこの誰かもわからぬような者を、
城の中に入れるわけには、ゆかぬからな。


Guilerme : 念のため、
お前の名前も聞いておこうか。


Guilerme : (プレイヤー名)か。
ここで待っていろ。


Guilerme : おい、貴様!!
あの手紙を見たハルヴァー(Halver)様が、
血相を変えなさったぞっ!?


Guilerme : ちょっと来い!


王子の告白(1)(@ドラギーユ城)【ドラギーユ城に入れない場合】

Halver : (プレイヤー名)か。
衛兵の説明によれば、おまえが、
この手紙を持ってきたそうだが……


Halver : なんだこれは?
手紙のようだが……


Halver : いや、ちょっと待て……
このキャリオンワームのダンスの如き
筆跡には確かに見覚えが……。


Halver : この手紙を
おまえに託した人物……


Halver : あぁ……
このようなこと、おまえたちを前にして、
決して、決して言いたくはない……


Halver : だが、この手紙を書いたのは……


Halver : 我が主、
サンドリア王国第一王位継承者、
トリオン・I・ドラギーユ様では?


Bacherume : !?


Guilerme : ま、まさか……
そ、そんなバカな……


Halver : ……なに? 違うと申すか?


Halver : この書状は、
賢者ライファルが書かれたもの、と?
しかし、この字はどうみても……


Halver : それが証拠に、長年
トリオン様に仕えてきた私は、
このような、あくひ……いや「タッピツ」で
あらせられても、解読……


Halver : いやはやいや、
ご推察することができるのだ。
ちょっと待っておれ。


Halver : …………。


Halver : ???


Halver : マ・テキ?
セソの風?? 争い???


Halver : …………読めぬなぁ。


Halver : この手紙、
トリオン様がしたためられたものに
違いないというのに!


Halver : いったい何が書いてあるのかが、
さっぱりわからぬとは……。


Rahal : ハルヴァー殿。
何かお困りのようだが……。


Halver : !


Halver : ラーアルか。
おまえの手など借りずとも……


Rahal : そう邪険にされますな。
あやしき書状が届いているとか?


Halver : な、なぜおまえがそのことを?


Rahal : それは、この者が……。


Rahal : 先日、トリオン様が
ご公務の書類も捨て置き……


Rahal : マネキンを身代わりに、
深夜、城を抜け出された時……


Halver : ……この間は、野ウサギだったな。


Rahal : 私は密かに、
忍びの技を身につけた、
このトラビアルス(Travialce)にトリオン様を
追跡させたのですが……


Rahal : トラビアルス、続きを。


Travialce : はっ。
トリオン様は、まずマウラに向かわれ、
そこで冒険者に身をやつされました。


Halver : ああ……。
一国の次代を担うお方が、
冒険者の真似事とは……。


Halver : なんと、嘆かわしい。


Travialce : それから、
兵員輸送船を待ってアトルガンへと……。


Halver : なんと!?
そんな遠国に? それで?


Travialce : はい。急いで私も
同船に忍び込み、気づかれぬよう、航海中、
トリオン様をお守りいたしておりました。


Travialce : 船は、無事
アトルガンの都アルザビに到着。


Travialce : 上陸後、
トリオン様は傭兵会社に向かわれ
そこで、ご契約されたようです。


Halver : 契約!?
まさか、ご本名ではなかろうな?
下手をすると、国際問題に発展しかねんぞ。


Travialce : それはござりませぬ。
現地で、トリオン様は「ライファル」と
名乗っておられたのを耳にしましたので。


Halver : では、彼の国の誰にも
正体はばれておらぬのだな?


Travialce : いえ、それはいかがかと……
トリオン様は、派手な金色の甲冑を着込まれ、
精力的に情報を集めておられました。


Halver : あぁぁぁ。
目立っておるではないかっ!


Travialce : 御意。


Travialce : そういえば、この者の顔も、
同じ傭兵会社で見かけました……


Travialce : おそれながら、
その書状、トリオン様が現地の茶屋で
したためておられた書状に、相違ないかと。


Rahal : トリオン様が、
もう少し我らを頼ってくだされば……。


Rahal : もっと、慎重に判断し
行動されるべきだと、私は思う。


Halver : ……そのことは、
また後で話すこととしよう。


Halver : それよりも、トリオン様が
おそらくは、たびたびアトルガンへ
向かわれている理由を知ることのほうが先決……


Halver : 今、アトルガンの国情は
どうなっているのか?


Rahal : ご安心ください。


Rahal : ずっと後をつけておりました
トラビアルスならば、多くのことを
見聞きしておりましょう。


Travialce : ……承りました。
ライファル様……いえ、トリオン様を
追跡しつつ、私が見聞きした、事、人、物。
すべてをかいつまんで、ご報告いたします。


Travialce : 彼の国、
アトルガンでは、今から4年前、
前聖皇ジャルザーン(Jalzahn)とその正妃が
ほぼ同時期に崩御されました……。


Halver : 覚えておる。その時は、
我が国からも弔問使節を送ったのだ。
確か、流行り病であられたな……。


Travialce : その機を見て、
彼の国の西方辺境で従っていた蛮族国は、
ここぞとばかりに朝貢を怠り始めました。


Halver : ふん、
これだから獣人は信用ならん。


Travialce : 彼の国の
長びく東方諸国との戦は、
膠着状態にあるとはいえ予断を許さず、


Travialce : 正規軍主力を
西方に振り向けることもままならず……


Travialce : そのまま西方辺境を放置するうち、
有力蛮族である「マムージャ蕃国」と
「ハルブーン傭兵団」が相次いで叛旗を翻し、
それに「死者の軍団」という勢力も呼応……。


Rahal : 武でなる我が国でさえ、
オーク帝国の駐留軍だけで
手を焼いておるのに、なんと三勢力か?


Rahal : いかに大国とはいえ、それは……


Travialce : はい。ついに昨今は、
皇都にまで蛮族の侵攻を許す始末。


Travialce : もはや、
都市防壁を修復する余裕さえ、
彼の国にはございませぬ……。


Halver : そのような危険な場所に、
おひとりで滞在されるとは、いかに武を誇る
トリオン様といえど、あってはならぬこと。


Halver : このような事態を招いた責任を、
警護の者に問わねばならんな。


Halver : 神殿騎士団団長を呼んでまいれ!


Halver : クリルラ。
トリオン様が度々城を抜け出される件、
行き先を、そこの従騎士がつかんだのだ。


Curilla : ……王立騎士団の者ですね。
それで、どこへ?


Halver : ……近東の国アトルガンだ。


Curilla : アトルガン……


Curilla : 例の、傭兵キャラバンの国か?


Rahal : ……そうだ。


Curilla : くっ……。
道理で神殿騎士がいくら街中を
捜索しても見つからなかった訳だ……


Halver : クリルラ。前回
トリオン様がここを抜け出されたとき、
このようなことが二度となきよう
注意せよ、と命じたな?


Curilla : はい。
面目次第もございませぬ。
……私の不徳の致すところです。


Halver : わかっておるようだな。
この責任、いずれとってもらうことになろう。


Curilla : ハッ。


Curilla : ハルヴァー殿、1つ質問を……。


Curilla : トリオン様は、何故
そのような遠地に行かれていたのでしょうか?
かの国に何か思い入れでも……。


Halver : うむ。前聖皇ジャルザーン公が
まだ、ご健在であられた折、トリオン様は一度
アトルガンをご訪問されたことがあってな。


Halver : そのときの「事件」が
原因のひとつかも……


Curilla : ?


Halver : いや、今は
そのような昔話をしているときではないな。


Halver : この件、もはや我々だけで
判断できる問題ではなさそうだ。
急ぎ、国王様とピエージェ様のお耳にも
入れねばなるまい。


Halver : ピエージェ様!


Pieuje : 皆そろってどうした?


Pieuje : なるほど兄上らしい……。
尊敬されている戦王アシュファーグ公のお言葉
「論より走れ」そのままだな。


Halver : これが、トリオン様が書かれたと思しき
その書状にございます。


Halver : そこに控えるトラビアルスの話によって
だいぶ、解読できるようになったかと……


Halver : 解読には少々
お時間を要するかと……


Pieuje : それしきの解読作業に、
我が国の言語学者をかき集めるまでも
あるまい。……貸してみよ。


Pieuje : ……フッ。
今回だけは、兄上の先走った
行動が吉と出たかもしれん……。


Pieuje : 兄上はこう言っておられる。
アトルガンでは、近い将来……


Pieuje : クリスタル大戦に
匹敵する争乱がおこる恐れあり。
目を離すな……と。


Rahal : まさか!
いったい、あの地で何が起きようと……


Pieuje : ……かの地には、
獣人が皇国に攻め寄せる強力な原因が、
存在するそうだ。兄上の言葉を、
そのまま伝えるので、落ち着いて聞くがよい。


Pieuje : 「……故に、皇都を獣人どもが
つけ狙う主たる原因はただひとつ。
『魔笛』と呼ばれる宝物である。」


Pieuje : 「魔笛とは、
耳に聞こえぬ美しき旋律を奏で、」


Pieuje : 「人、獣人を問わず、
辺りにいる者すべてを、底知れぬ霊力で
包みこみ、陶然とさせるものであるらしい。」


Pieuje : 「当地では、その音色を乗せた風を
『星気の風』と呼び、ありがたがっている……」


Halver : ……トリオン様のご懸念が、
わかって参りました。


Rahal : 私も、同じにございます。


Pieuje : 皆、思うところ同じか……


Pieuje : ハルヴァーよ、
急ぎ3国へ使いを出すのだ。


Pieuje : 至急「臨時四国会談」の開催を
要請する、とな。


Halver : 御意。して、場所は?


Pieuje : ……そうだな。ジュノに
「オーロラ宮殿」の使用許可を要請してくれ。


Halver : かしこまりました。


Curilla : ……ピエージェ様。
トリオン様の件でございますが、
いかがいたしましょう。


Curilla : おそれながら、
真っ向から城抜けをお諌めしたところで、
聞き入れてくださるとは……。


Pieuje : フッ。そうだな。


Pieuje : 一国の継承者に、
いつまでも傭兵の真似事をされていては、
我が国の沽券にも関わる。


Pieuje : ……決めたぞ。
私から、兄上に書状を書くとしよう。


Curilla : 書状、でございますか?


Pieuje : ……あぁ。私に考えがある。


Pieuje : だれぞ、その書状を必ず皇都にて
兄上に手渡してもらいたいのだが……


Rahal : では、地理に明るい
このトラビアルスに届けさせましょう。


Pieuje : うむ。
トラビアルス、頼んだぞ。


Travialce : はっ、必ず。


Halver : ピエージェ様、
ここにおります(プレイヤー名)は、
はるばる近東よりトリオン様の書状を
届けた者にございます。


Pieuje : そうか。兄上は
軽率のきらいがあるが、人を見る目は確かだ。
信頼してよいだろう。


Pieuje : (プレイヤー名)。
遠路旅して疲れておろうが、
お前も臨時四国会談に出席してほしい。


Pieuje : そこで、お前の見聞したことを
報告してもらいたいのだ。期待しているぞ……。


Halver : 聞いてのとおりだ。
(プレイヤー名)よ。我らは
急ぎ開催準備を進める故……


Halver : 準備が整い次第、
おまえは先に出立し、ジュノへ向かうがよい。


Halver : まさか、な……。
私の杞憂であればよいが……。


王子の告白(2)(@ドラギーユ城)【ドラギーユ城に入れる場合】

ライファルの書状を見せますか?
 はい
 いいえ


Halver : (プレイヤー名)か。
嘆願書の類ならば、まず私が見よう。


Halver : なんだこれは?
手紙のようだが……


Halver : あまりに悪筆すぎて
私に宛てたものかどうかすら、
わからんではないか。


Halver : いや、ちょっと待て……
このキャリオンワームのダンスの如き
筆跡には確かに見覚えが……。


Halver : この手紙を
おまえに託した人物……


Halver : この忌まわしき筆跡の主……


Halver : この手紙を書いたのは、
我が主、サンドリア王国第一王位継承者、
トリオン・I・ドラギーユ様では?


Halver : ……なに? 違うと申すか?


Halver : この書状は、
賢者ライファルが書かれたもの、と?
しかし、この字はどうみても……


Halver : それが証拠に、長年
トリオン様に仕えてきた私は、
このような、あくひ……いや「タッピツ」で
あらせられても、解読……


Halver : いやはやいや、
ご推察することができるのだ。
ちょっと待っておれ。


Halver : …………。


Halver : ???


Halver : マ・テキ?
セソの風?? 争い???


Halver : …………読めぬなぁ。


Halver : この手紙、
トリオン様がしたためられたものに
違いないというのに!


Halver : いったい何が書いてあるのかが、
さっぱりわからぬとは……。


Rahal : ハルヴァー殿。
何かお困りのようだが……。


Halver : !


Halver : ラーアルか。
おまえの手など借りずとも……


Rahal : そう邪険にされますな。
あやしき書状が届いているとか?


Halver : な、なぜおまえがそのことを?


Rahal : それは、この者が……。


Rahal : 先日、トリオン様が
ご公務の書類も捨て置き……


Rahal : マネキンを身代わりに、
深夜、城を抜け出された時……


Halver : ……この間は、野ウサギだったな。


Rahal : 私は密かに、
忍びの技を身につけた、
このトラビアルス(Travialce)にトリオン様を
追跡させたのですが……


Rahal : トラビアルス、続きを。


Travialce : はっ。
トリオン様は、まずマウラに向かわれ、
そこで冒険者に身をやつされました。


Halver : ああ……。
一国の次代を担うお方が、
冒険者の真似事とは……。


Halver : なんと、嘆かわしい。


Travialce : それから、
兵員輸送船を待ってアトルガンへと……。


Halver : なんと!?
そんな遠国に? それで?


Travialce : はい。急いで私も
同船に忍び込み、気づかれぬよう、航海中、
トリオン様をお守りいたしておりました。


Travialce : 船は、無事
アトルガンの都アルザビに到着。


Travialce : 上陸後、
トリオン様は傭兵会社に向かわれ
そこで、ご契約されたようです。


Halver : 契約!?
まさか、ご本名ではなかろうな?
下手をすると、国際問題に発展しかねんぞ。


Travialce : それはござりませぬ。
現地で、トリオン様は「ライファル」と
名乗っておられたのを耳にしましたので。


Halver : では、彼の国の誰にも
正体はばれておらぬのだな?


Travialce : いえ、それはいかがかと……
トリオン様は、派手な金色の甲冑を着込まれ、
精力的に情報を集めておられました。


Halver : あぁぁぁ。
目立っておるではないかっ!


Travialce : 御意。


Travialce : そういえば、この者の顔も、
同じ傭兵会社で見かけました……


Travialce : おそれながら、
その書状、トリオン様が現地の茶屋で
したためておられた書状に、相違ないかと。


Rahal : トリオン様が、
もう少し我らを頼ってくだされば……。


Rahal : もっと、慎重に判断し
行動されるべきだと、私は思う。


Halver : ……そのことは、
また後で話すこととしよう。


Halver : それよりも、トリオン様が
おそらくは、たびたびアトルガンへ
向かわれている理由を知ることのほうが先決……


Halver : 今、アトルガンの国情は
どうなっているのか?


Rahal : ご安心ください。


Rahal : ずっと後をつけておりました
トラビアルスならば、多くのことを
見聞きしておりましょう。


Travialce : ……承りました。
ライファル様……いえ、トリオン様を
追跡しつつ、私が見聞きした、事、人、物。
すべてをかいつまんで、ご報告いたします。


Travialce : 彼の国、
アトルガンでは、今から4年前、
前聖皇ジャルザーン(Jalzahn)とその正妃が
ほぼ同時期に崩御されました……。


Halver : 覚えておる。その時は、
我が国からも弔問使節を送ったのだ。
確か、流行り病であられたな……。


Travialce : その機を見て、
彼の国の西方辺境で従っていた蛮族国は、
ここぞとばかりに朝貢を怠り始めました。


Halver : ふん、
これだから獣人は信用ならん。


Travialce : 彼の国の
長びく東方諸国との戦は、
膠着状態にあるとはいえ予断を許さず、


Travialce : 正規軍主力を
西方に振り向けることもままならず……


Travialce : そのまま西方辺境を放置するうち、
有力蛮族である「マムージャ蕃国」と
「ハルブーン傭兵団」が相次いで叛旗を翻し、
それに「死者の軍団」という勢力も呼応……。


Rahal : 武でなる我が国でさえ、
オーク帝国の駐留軍だけで
手を焼いておるのに、なんと三勢力か?


Rahal : いかに大国とはいえ、それは……


Travialce : はい。ついに昨今は、
皇都にまで蛮族の侵攻を許す始末。


Travialce : もはや、
都市防壁を修復する余裕さえ、
彼の国にはございませぬ……。


Halver : そのような危険な場所に、
おひとりで滞在されるとは、いかに武を誇る
トリオン様といえど、あってはならぬこと。


Halver : このような事態を招いた責任を、
警護の者に問わねばならんな。


Halver : 神殿騎士団団長を呼んでまいれ!


Halver : クリルラ。
トリオン様が度々城を抜け出される件、
行き先を、そこの従騎士がつかんだのだ。


Curilla : ……王立騎士団の者ですね。
それで、どこへ?


Halver : ……近東の国アトルガンだ。


Curilla : アトルガン……


Curilla : 例の、傭兵キャラバンの国か?


Rahal : ……そうだ。


Curilla : くっ……。
道理で神殿騎士がいくら街中を
捜索しても見つからなかった訳だ……


Halver : クリルラ。前回
トリオン様がここを抜け出されたとき、
このようなことが二度となきよう
注意せよ、と命じたな?


Curilla : はい。
面目次第もございませぬ。
……私の不徳の致すところです。


Halver : わかっておるようだな。
この責任、いずれとってもらうことになろう。


Curilla : ハッ。


Curilla : ハルヴァー殿、1つ質問を……。


Curilla : トリオン様は、何故
そのような遠地に行かれていたのでしょうか?
かの国に何か思い入れでも……。


Halver : うむ。前聖皇ジャルザーン公が
まだ、ご健在であられた折、トリオン様は一度
アトルガンをご訪問されたことがあってな。


Halver : そのときの「事件」が
原因のひとつかも……


Curilla : ?


Halver : いや、今は
そのような昔話をしているときではないな。


Halver : この件、もはや我々だけで
判断できる問題ではなさそうだ。
急ぎ、国王様とピエージェ様のお耳にも
入れねばなるまい。


Halver : ピエージェ様!


Pieuje : 皆そろってどうした?


Pieuje : なるほど兄上らしい……。
尊敬されている戦王アシュファーグ公のお言葉
「論より走れ」そのままだな。


Halver : これが、トリオン様が書かれたと思しき
その書状にございます。


Halver : そこに控えるトラビアルスの話によって
だいぶ、解読できるようになったかと……


Halver : 解読には少々
お時間を要するかと……


Pieuje : それしきの解読作業に、
我が国の言語学者をかき集めるまでも
あるまい。……貸してみよ。


Pieuje : ……フッ。
今回だけは、兄上の先走った
行動が吉と出たかもしれん……。


Pieuje : 兄上はこう言っておられる。
アトルガンでは、近い将来……


Pieuje : クリスタル大戦に
匹敵する争乱がおこる恐れあり。
目を離すな……と。


Rahal : まさか!
いったい、あの地で何が起きようと……


Pieuje : ……かの地には、
獣人が皇国に攻め寄せる強力な原因が、
存在するそうだ。兄上の言葉を、
そのまま伝えるので、落ち着いて聞くがよい。


Pieuje : 「……故に、皇都を獣人どもが
つけ狙う主たる原因はただひとつ。
『魔笛』と呼ばれる宝物である。」


Pieuje : 「魔笛とは、
耳に聞こえぬ美しき旋律を奏で、」


Pieuje : 「人、獣人を問わず、
辺りにいる者すべてを、底知れぬ霊力で
包みこみ、陶然とさせるものであるらしい。」


Pieuje : 「当地では、その音色を乗せた風を
『星気の風』と呼び、ありがたがっている……」


Halver : ……トリオン様のご懸念が、
わかって参りました。


Rahal : 私も、同じにございます。


Pieuje : 皆、思うところ同じか……


Pieuje : ハルヴァーよ、
急ぎ3国へ使いを出すのだ。


Pieuje : 至急「臨時四国会談」の開催を
要請する、とな。


Halver : 御意。して、場所は?


Pieuje : ……そうだな。ジュノに
「オーロラ宮殿」の使用許可を要請してくれ。


Halver : かしこまりました。


Curilla : ……ピエージェ様。
トリオン様の件でございますが、
いかがいたしましょう。


Curilla : おそれながら、
真っ向から城抜けをお諌めしたところで、
聞き入れてくださるとは……。


Pieuje : フッ。そうだな。


Pieuje : 一国の継承者に、
いつまでも傭兵の真似事をされていては、
我が国の沽券にも関わる。


Pieuje : ……決めたぞ。
私から、兄上に書状を書くとしよう。


Curilla : 書状、でございますか?


Pieuje : ……あぁ。私に考えがある。


Pieuje : だれぞ、その書状を必ず皇都にて
兄上に手渡してもらいたいのだが……


Rahal : では、地理に明るい
このトラビアルスに届けさせましょう。


Pieuje : うむ。
トラビアルス、頼んだぞ。


Travialce : はっ、必ず。


Halver : ピエージェ様、
ここにおります(プレイヤー名)は、
はるばる近東よりトリオン様の書状を
届けた者にございます。


Pieuje : そうか。兄上は
軽率のきらいがあるが、人を見る目は確かだ。
信頼してよいだろう。


Pieuje : (プレイヤー名)。
遠路旅して疲れておろうが、
お前も臨時四国会談に出席してほしい。


Pieuje : そこで、お前の見聞したことを
報告してもらいたいのだ。期待しているぞ……。


Halver : 聞いてのとおりだ。
(プレイヤー名)よ。我らは
急ぎ開催準備を進める故……


Halver : 準備が整い次第、
おまえは先に出立し、ジュノへ向かうがよい。


Halver : まさか、な……。
私の杞憂であればよいが……。


東風(@ル・ルデの庭)

Pieuje : ……本日は、我がサンドリアの
急な要請に応え、お集まりいただいたこと。
我が王に代わって礼を言う。


Pieuje : 急きょ、お歴々に
お越しいただいたのは他でもない。
これは、もはや一国の問題ではなく……


Wolfgang : ピエージェ公!
貴公のたっての希望により、特別参加許可を
与えた冒険者が、到着したようです。


Pieuje : よく来てくれたな。
(プレイヤー名)。


Pieuje : では、まず
ご参集いただくに至った経緯から、順を追って
ご説明いたしましょう。


Pieuje : 先日のことだ。
冒険者であり傭兵でもある、
この(プレイヤー名)が、1通の書状を携え
我がドラギーユ城の門を叩いた。


Pieuje : それが、
すべての始まりであった……。


Pieuje : その書状の差出人は、
ライファルと名乗る賢者。そこには
アトルガンの現状が克明に記されていた。


Volker : なに!?


Wolfgang : アトルガンというと、例の
「傭兵キャラバン」で巷を騒がせている……


Pieuje : そうだ。
近東の大国アトルガン皇国だ。


Pieuje : あの国はいま、
三勢力の獣人軍の猛攻にさらされており、
皇都アルザビすら陥落の危機にあるという。


Wolfgang : なんと……。


Volker : ……沈黙の大国。


Volker : かつて、あの国はそう呼ばれていた。


Volker : お若いピエージェ公は
存ぜぬかもしれぬが、皆は忘れてはおるまい?


Shantotto : ……。


Pieuje : ……知っているとも。


Pieuje : クリスタル大戦時、
我らアルタナ四国の総計をも凌駕する
莫大な兵力を抱えながら……


Pieuje : 言を左右し、結局
一兵も援軍を寄越さなかった、と……。


Volker : ご存知であったか?
これは失礼した。


Volker : だが、それならば、お分かりいただけよう。
あの国が、どのような窮状にあろうと
我らには関係のないことなのだ!


Shantotto : 鳥肌ものですことね。
いつもは沈着なるあなたが、こうも熱くなって
冷たいことをお言いになるとは。


Volker : からかわれるな。
シャントット卿。


Volker : 卿とて、あの地獄の戦場を
潜り抜けた身ではないか。もしもあの時、
アトルガンの支援があれば……


Shantotto : それこそ
大変なことになっていたと思いますけれど?


Volker : なんだと!?


Shantotto : アトルガンは、
今までにも数多の国を併呑し……


Shantotto : 近頃では
東方諸国にまで触手を伸ばしている、
虎狼のごとき国。


Shantotto : 彼の国の軍勢を呼ぶということは、
デーモンを退治するために、ドラゴンの用心棒を
雇ったようなものですもの。


Volker : ……。
確かにあの国は、それまで蜜月の関係だった
タブナジアですら……。


Pieuje : その話は……。


Volker : であればシャントット卿、
ウィンダスは何故、連中にマウラを開港したのだ?


Shantotto : オホホ。
この場を借りて我が国の内情を探り出し、
ありもしない企みの尻尾をつかもうとでも?


Shantotto : まぁ、尻尾のありなしで
もめていらっしゃる国の方ですもの、
仕方ないのかもしれませんけれど。


Volker : シャントット卿……。
言葉が過ぎよう。……取り消していただこうか?


Pieuje : 待たれよ、お二方!
私は、彼の国に援軍を派遣する相談を
しに来たのではない。


Wolfgang : では、何を?


Pieuje : 本題は、彼の国と獣人の争乱の
原因と考えられる「魔笛」と呼ばれる
宝物についてなのだ。


Volker : 魔笛?


Pieuje : 楽器のような名だが、どうやら
ただの楽器ではないらしい。


Pieuje : その楽器を安置していると、いずこからか
「星気の風」と呼ばれる風が吹きだし、


Pieuje : 人の耳には聞こえぬ音色を
独りでに奏でるそうなのだ……。


Wolfgang : それは、また奇怪な。
耳に聞こえぬ音色というのも、
よく分からないですね……。


Shantotto : ……星気……


Volker : ……ふむ。確かに
奇妙だが驚くほどのものでもあるまい。


Shantotto : ……いずこからか……


Volker : ウィンダスならば、
勝手に筆記する自動ペンに、
勝手に掃除する自動ホウキ……


Shantotto : ……吹き出ずる……風……


Volker : そうそう、カーディアンの
珍妙な楽隊だってあるではないか。
なぁ、シャントット卿?


Shantotto : アストラル……


Shantotto : 風……


Volker : ……いかがされた、シャントット卿?


Shantotto : !!


Shantotto : オーホホホホ!


Shantotto : 自動楽器なんてものは、
我がウィンダスでは、子供が魔法学校で
最初に作る教材ですことよ?


Pieuje : 問題は、その風の力にある。


Volker : 風の力?


Pieuje : その風は、周囲の者を包みこみ
陶然とさせる霊力があり、その魅力には
何者も抗し難いそうなのだ。


Pieuje : ……獣人でさえも。


Volker : ならば、そのような危険な代物、
獣人にくれてやるか、さもなくば
壊してしまえばよいではないか?


Pieuje : 常識的にはそうでしょう。
個人ならば。あるいは街ならば。しかし……。


Volker : 何が言いたい。


Pieuje : しかし、国家ならばどうだろうか?


Pieuje : それが自国民をも危険に曝すものだと
分かっていても、切り札となるならば
温存するものではないだろうか?


Wolfgang : まさか……
それほどの脅威が、たかが楽器に?


Pieuje : 少なくとも、書状をくださった賢者は
それを懸念しておられる……。


Pieuje : やがて魔笛は
我らが諸国をも巻き込む、新しき大戦の
発火点となるやもしれぬ、と。


Wolfgang : なっ!


Volker : ……ピエージェ卿。
一国の代表を担う者が、軽々しく口に
してよいことではないぞ!


Pieuje : 失敬した。
これは、あくまでも賢者の推測にすぎぬ。


Pieuje : 詳細を、実際に見聞してきた、
この(プレイヤー名)に
聞くとしようではないか。


Volker : …………。


Wolfgang : ……し、しかし、
この話だけでは判断がつきかねます。


Wolfgang : 国家たるもの、
自衛のために兵や兵器を整えるは当然の責務。


Wolfgang : まして都が
そのような状態にあるならば、
起死回生の秘策も必要なことでしょう。


Wolfgang : 第一、その魔笛とやらは
それ自体は、人畜無害の宝物のようでは
ありませんか。


Shantotto : どうですことね?


Pieuje : ……(プレイヤー名)
お前が城を去ったあとで思い至ったことがある。


Pieuje : 今から話すゆえ、
お前の忌憚のない意見を聞かせてくれ。


ピエージェに直言しますか?
 はい
 いいえ


(「はい」の場合)
Pieuje : うむ。それでこそ、
お前を呼んだ甲斐があるというもの。
数多くの危機を乗り越えてきた
冒険者としての見識に期待しているぞ。


(「いいえ」の場合)
Pieuje : ほう。この場に出席していながら
その態度。礼節をわきまえた冒険者なのだな。


Pieuje : ……魔笛とは何か?


Pieuje : それほど大事な宝物ならば何故、
安全な皇宮の宝物庫におかず、
獣人に襲撃される可能性の高い危険な
下町に置いておく?


Pieuje : 私は、そこに魔笛の危うさ。
そう何かこう忌まわしき、別の深い
意図のようなものを感じるのだ……。


Pieuje : (プレイヤー名)よ。
何か心あたりはないだろうか?



何か、心あたりはありますか?
 「賢者ワラーラ」かな……
 「ゴルディオス」かな……
 「ワラーラ哲学」かな……
 ちょっとわかんないかな……



 (「賢者ワラーラ」かな…… の場合)
Pieuje : 「賢者ワラーラ」か……
それはどういった人物なのだ?


Pieuje : ……なるほど。


Pieuje : ワラーラ哲学の開祖であり、近東では
知らぬ者とてない偉大な哲学者にして
錬金術師……か。


Pieuje : 「私はすべての
事象を知り、理を解く者ではない。みなよ。
大いに悩み、討議しようではないか。」


Pieuje : 「その過程こそ、理の探求への近道と
なるだろう。」という言葉を遺した……。


Pieuje : フッ……。
兄上とは、およそ相容れぬ思想だな……。


Wolfgang : トリオン公がなにか?


Pieuje : いや、なんでもない……。



 (「ゴルディオス」かな…… の場合)
Pieuje : 「ゴルディオス」か……
はて……どこかで聞いた名だな……。


Pieuje : それは、どういった人物なのだ?


Pieuje : ……なるほど。ゴルディオスは
人ではなく神体のようなもの、か……。
ワラーラ寺院に安置されているのだな。


Pieuje : はるか昔、件の賢者ワラーラは
1度だけゴルディオスを紐解き、
世界の理を読みとった……。


Pieuje : 今も多くの学僧が、その理を
己も知らんと、日夜、ゴルディオスの綻びを
探している……と。


Pieuje : どうやら、我々の信仰とは、
だいぶ趣が異なるようだが……。



 (「ワラーラ哲学」かな…… の場合)
Pieuje : 「ワラーラ哲学」……か。
それはどういった学問なのだ?


Pieuje : そして、そのことが魔笛とは
どのように関係しているといいたい?


Pieuje : 「万物は無より出で、無に溶ける」か……。


Pieuje : 「無」という概念が
いったい何を指しているのか、よく分からぬ。


Pieuje : ……だが、
我ら女神より生み出されし者は
女神の御許にある大いなる石にみな還る、
という考えと似ていなくもないな……。



 (ちょっとわかんないかな…… の場合)
Pieuje : (プレイヤー名)……
お前をこの臨時四国会談に呼んだ
意味がまったくないではないか?



Shantotto : 大聖堂で育った
デスティンのおぼっちゃまの石頭で、
よくそこまで考えを進められたこと。
女神の祝福あってのことですわね。


Pieuje : シャントット卿!
私を愚弄するか!


Shantotto : よござんす!
このわたくしが、その冒険者の代わりに
大切なことを教えてさしあげますことよ!


Volker : 何か、知っているのか?


Shantotto : 魔笛を安置している
「封魔堂」を管理しているのは、
ワラーラ寺院の僧ですわ。


Shantotto : そして、
その封魔堂を警護しているのは、
「五蛇将」と呼ばれる、アトルガン皇国軍
最強の面々ですことよ。


Volker : ……五蛇将?
耳にしたことがある。ひとりひとりが
一騎当千のツワモノとか。


Shantotto : ワラーラ寺院、
つまり国教によって厳重に保護されている
アトルガンの至宝「魔笛」。


Shantotto : それですのに
安置されている場所は、ワイルドオニオンの
外皮にあたる皇都一危険な、人民街区。


Shantotto : なのになぜか、
それを護っているのは
皇国最強の将軍「五蛇将」と……


Shantotto : (プレイヤー名)みたいに、
諸国からかき集めた歴戦の「傭兵」たち。


Pieuje : 確かに私も、
その矛盾が腑に落ちぬところだ。


Shantotto : つまり……


Shantotto : アルザビは巨大な「ネズミ捕り」。
そして魔笛は「餌」ということですわ!


Pieuje : ……!


Volker : そうか!
それですべて説明がつく。


Wolfgang : ……待ってください。
新たな疑問も生じます。なぜ、そこまでして
獣人を引き寄せる必要が?


Shantotto : あら。
そんなことは、このわたくしには
知ったこっちゃありませんですことよ。


Pieuje : だが、あの国の中枢で
何か巨大な計画のもと、それらが実行されて
いるのは間違いなさそうだな。


Volker : ……民の犠牲も省みず、か。


Wolfgang : ……さらなる情報が必要ですね。


Pieuje : うむ。隠された情報をも
見抜く鋭い目と耳がな……。


Pieuje : ……諸卿。
私の考えを聞いてほしい。


Pieuje : (プレイヤー名)は現在、
彼の国で傭兵をしている。


Pieuje : しかし彼は誇り高き冒険者。
断じて、魂まで売ったりはしていない。


Pieuje : それが証拠に、たかが行きずりで
預かった書状を届けるためだけに、


Pieuje : こうして遠路、戻ってきてくれたのだ。


Pieuje : それに、何より今まで多くの
冒険者と出会ってきたここにいる諸卿が
よく存じていることだろう。


Pieuje : 冒険者が、
信をおける、我らが同士であることを!


Pieuje : だから私は
(プレイヤー名)に
再び皇都に戻り、今までどおり傭兵として
戦ってもらいたいと思う。


Pieuje : たとえ、どの国の民であれ
獣人によって尊い命が失われることが
あってはならないからな。


Pieuje : だが、一方で
(プレイヤー名)には、軍で功績を上げ
少しでも皇宮に近づき……


Pieuje : 彼の国の本当の目的について、
探ってもらいたいと思うのだ。


Volker : 異論ない。
彼ら冒険者は、幾度も我が国の危機を
救ってきた影の英雄だからな。


Shantotto : そして、わたくしたちの
手間が省けるということですわね!
すばらしきお考えですこと。


Pieuje : ジュノはいかがか?


Wolfgang : 同意しましょう。


Wolfgang : 我が国は、彼の国と競売所を通じて
結び付きを強めてはいますが、あくまでも
政治と経済は別ですから……。


Shantotto : 全会一致ですこと?


Pieuje : 待ってくれ。
この問題は賢者ライファルも指摘するように
近東だけに留まるまい。


Pieuje : 我らがアルタナ四国を含む
「ヴァナ・ディール」全土……


Pieuje : 彼の国の言葉でいう「ウルグーム」全土を
巻き込む発火点となる危険性があるのだ。


Pieuje : 我ら、全員より頼む。
(プレイヤー名)よ。
どうか、引き受けてほしい。


引き受けますか?
 はい
 いいえ


Pieuje : 礼を言うぞ、
(プレイヤー名)。


Pieuje : 無論、我らも
できるだけの支援を約束しよう。


Pieuje : これは少ないが路銀にでもしてくれ。
……彼の国の通貨だ。


Pieuje : そうか……。 だが、冒険者とは自由なもの。 それも、ひとつの選択肢であろう。


Pieuje : ただ、この会談で見聞したこと 決して口外するでないぞ。また、 お前に頼ることもあろう。その時こそ 快く引き受けてくれることを願おう。


??? : ……アレは単なる
「餌」ではありませんわ。


??? : 餌は餌でも、
アストラルの毒餌。


??? : 聖皇とやら、
ちょっとお遊びが過ぎますようね……


アトルガン青銅貨を10枚手にいれた!


西風(1)(@アトルガン白門)

??? : ……御免!


??? : 御主、
西から渡って参られた冒険者の
(プレイヤー名)でござろう?


??? : そして、今は
「さらひん・せんちなる」に仕える足軽の身。
相違ござるまい?


Gessho : いや、これは失敬つかまつった。
拙者も、そなたと同じ中の国より参った
ゲッショー(Gessho)と申す者。


Gessho : ……「やぐうど」でござる。


Gessho : いやさ、心配には及ばぬ。
拙者、異端のかどで彼の教団を追われ
今は、この国で仕官の口を探す、
素浪人の身でござれば。


Gessho : 御主と同様、
うっかり「さらひん・せんちなる」に
仕える足軽の身となり申した……。


Gessho : さて、いきなり
単刀直入にて恐縮でござるが、御主、
「らいふある」という足軽と懇意でござるか?


Gessho : なんとっ! 存ぜぬと申すか?
話が違うではないか……


Gessho : ……「こんじき」の具足を
まとった男と申せば判るか?


Gessho : まぁ、よい。


Gessho : その「らいふある」と申す者より、
「さらひん・せんちなる」の足軽、
(プレイヤー名)に渡してくれ、と
拙者が預かった品がござる……。


Gessho : ……東の諸国と
あとるがん皇国は、かれこれ十年以上にも
わたり、断続的に戦闘を続けているのだ……。


Raillefal : ……それは長い。
それでは両国とも疲弊しておろう。
まして、それを支える民はどうなる?


Gessho : 困窮しているでござる。
殊に東の国には、他にも大事が起きておる故。


Raillefal : この国とて同じだろう。
広大な国土と膨大な兵力を抱えていたはずの
軍事大国が、今では皇都の防衛に、
傭兵の力まで借りねばならないのだからな。


Gessho : 今は、両国の間に横たわる戦場に
両軍が幾重にも塁壁を張り巡らせた結果、
戦線は、膠着状態に陥っているようでござる。


Raillefal : 塹壕戦か……。
私が聖皇ならば、巨大な突破力を備えた
兵器か、魔法を使用するか……


Raillefal : あるいは、敵後方の都市や
幹線道路に工作兵を送り込み、補給線を
破壊する方法を採るだろうな。


Raillefal : どちらも、
その手段があればだが……。


Gessho : …………。


Raillefal : ……どうした?
おかしなことを言ったか?


Gessho : いや、御主は、騎士くずれの
ただの傭兵ではないのか? ずいぶん
戦略的な見地からのもの言いだが……。


Raillefal : お……おお。
そうであった。いかんいかん。


Raillefal : そう言うお前こそ、ミンダルシアの
ヤグードにしては、東国の情勢にまで明るいとは
たいした国際人ぶりではないか?


Gessho : ……いやはや、これは耳学問でござるよ。
それより……ん?


Raillefal : どうした?
ゲッショー?


Gessho : しっ……曲者にござる!
そこに潜みし者よ、出て参れっ!


Raillefal : トラビアルスではないかっ!?


Gessho : なんだ、御家来でござるか?


Raillefal : !!!


Raillefal : ピエージェのやつめ。
クリルラに何を……。いや……、
あのことを知るのは……ハルヴァー! ええぃっ!


Gessho : ……いかがした?


Raillefal : ゲッショーよ……。
話の途中で中座する非礼を許してくれ。
すぐにでも、国元に帰らねばならなくなった。


Gessho : ほう。
それはまた急でござるな。


Gessho : ……国元でなんぞあったか?


Raillefal : !!


Gessho : フッ。


Raillefal : お前には関係なかろう?


Gessho : すまぬ……。
立ち入ったことを聞いたな。


Raillefal : ……いや、
私こそ言い過ぎた。


Raillefal : そうだ。
この者は我が国の従騎士……


Travialce : トラビアルスと申します。
先ほどの非礼、御許しください……。


Gessho : ほう。さっきの身ごなし。
東方の忍びの技であろう?


Travialce : はい。
よくご存知で。


Raillefal : この者を、しばらくここに滞在させる故
もし、火急の用あらば伝えてほしい。


Gessho : 承知した。


Gessho : 立場は違えど、互いに憂国の士。
いずれまた、この街で相まみえることもあろう。


Gessho : 今日のつづきは、
そのときにでも話すとしよう。


Raillefal : ああ、……そうだな。


Gessho : ……急ぐのであろう?
早う行け。


Raillefal : いろいろ世話になった。
……さらばだ。


Gessho : ……かような次第で、
「らいふある」は国元へと帰った。


Gessho : そろそろ、
「まうら」に着いておる頃であろうか。


Gessho : それにしても、あの背中
まるで王の如き威厳であった……。


Gessho : おお、そうだ。これはその後
「とらびあるす」より御主に、と預かったものだ。


Gessho : では、(プレイヤー名)。
拙者、そろそろ失礼いたす。


Gessho : 我らが社長は、
阿修羅の化身でござれば、道草がばれたら
首がいくつあっても足らぬのでな。


??? : ……ナ四国の要人が、ジュノに参集。
臨時四国会談が、開かれたよしにございます。


??? : そこに、わらわの
傭兵も参加していたのは確かか……?


??? : 御意。


??? : ……大儀であった……。
……下がって休むがよいぞ……。


??? : よし、下がれ。


??? : ははっ。


??? : ……やつを、泳がせておいて正解でしたな。


??? : 計画どおり、
食いついてまいりました……。


??? : ……丞相。


??? : ……冒険者をあなどるでない。
われらも次なる手、打たねばならぬ……。
だいじなもの:ライファルの書置きを手にいれた!
アトルガン白銀貨を手にいれた!


西風(2)(@アトルガン白門)

Naja Salaheem : なぁ〜んだって!?
あたいの聞き間違いだと信じたいネェ。


Naja Salaheem : ……もう一度言ってごらん?


Naja Salaheem : あのバカ騎士っ、
あたいに挨拶のひとつもせずに、国に
帰ってったっていうのかい!?


Naja Salaheem : あたいのカオに
泥ぬるたぁ、いい度胸してるじゃないか!


Naja Salaheem : あんたもあんただよ。
なんですぐさま、あいつを
追いかけなかったんだい!?


Naja Salaheem : ま、さ、か。
傭兵は自由な身だとでも思って、あたいに
使いを頼まれてるのも忘れて、アルザビを
離れてたりはしなかっただろうネェ?


Naja Salaheem : ライファルもあんたも、
あたいと「傭兵契約」を結んだんだ。
……忘れたとは言わせないよ?


Naja Salaheem : 傭兵契約がある限り……


Naja Salaheem : ずーっと!


Naja Salaheem : 一生!


Naja Salaheem : 死んでもっ!!


Naja Salaheem : あんたたちは、
このあたいのモチゴマなの。


Naja Salaheem : 勝手に、
あたいの目の届かないとこへ、
長い間、行ってるような暇があるんだったら、
皇国の仕事の、3つや、4つや、5つ!


Naja Salaheem : ……6つや、7つ!!
的確、迅速、そして無難にこなして、
「サラヒム・センチネル」のために貢献すること!


Naja Salaheem : それが愛社精神ってもんだろ?


Naja Salaheem : 今からでも遅くはないよ。
ライファルを、地の果てまで追いかけといでっ!
  


Naja Salaheem : ……というのは、冗談さ。


Naja Salaheem : せっかく、あの「でくのぼう」が
このアルザビの街から、消えてくれたんだ。


Naja Salaheem : わざわざ追いかける趣味なんて
あたいは、持ち合わせていないよ。


Naja Salaheem : そういえば、
中の国から来たって、ほざいてたっけネェ……。


Naja Salaheem : あれだけ、この地に居座ろうと
してた奴が、なんで急に戻る気になったのか
見当もつかないけど……


Naja Salaheem : うれしいったらありゃしない♪


Naja Salaheem : 心のツカエが
すーっと溶けて、とっても気分がいいよ。


Naja Salaheem : やっぱり、あんたが
「運」を運んできてるのかもしれないネェ?


Naja Salaheem : これは、臨時ボーナスだよっ。
とっときな!


Naja Salaheem : あんた、
ウチに入社して、ほんっとによかったネェ。
ほら、泣いたっていいんだ。


Naja Salaheem : その感動を、胸に深ぁく刻んで
忘れるんじゃないよ。


Naja Salaheem : 今度、ウチの入社案内に、
あんたの「感謝の声」を掲載するんだからネェ。
アトルガン白銀貨を手にいれた!


(@)


(@)